トレードマーケティング②

消費財マーケティングは大きく2つに分かれる。Consumer Marketing(消費者向けマーケティング)とTrade Marketing(顧客向けマーケティング)の2つである。

それぞれの仕事の分野であるが、例えば、新製品開発をする場合、新製品コンセプトの開発、パッケージ・デザインの開発、コミュニケーション戦略の策定(広告宣伝・PR)、消費者向けプロモーションの開発は消費者向けマーケティングの範疇になる。トレード・マーケティングは、パッケージのサイズ・材質の開発、スーパーマーケット、コンビニエンスストアの棚に並べる時に、最適な大きさの開発、新製品の価格体系、リベート体系、特約店制度の開発、インストア・マーチャンダイング・ポリシーの開発、カテゴリーマネジメント・スペース・マネジメント・顧客向けプロモーションの開発等が範疇になる。

企業の組織(日本)においては、消費者向けマーケティングはマーケティング部が担当、顧客向けマーケティングは営業が担当することが多い。海外では、マーケティング、営業、トレード・マーケティングと3つの部署に分かれてトレード・マーケティングが独立して組織化されてることが多い。